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コトコトコト・・・ トン、トントン、トントン・・・ ルリ「とりあえず、お味噌汁はこんなものだった」 アキトさん直伝の味を思い出しつつ、ちょっとだけ舐めてみる。 うん、大体こんな感じ。 今日も二人は仕事に行っている。レイ姉は少し大きめの仕事が入ったとかで、いつもより帰りが遅い。 有希姉はあいかわらずキョンさん達と遊んでいるみたい。 コトコトコト・・・ ラーメン風お味噌汁。 できた。 あとは作り置きのカレーを温めるだけ。 調理終わり。 ふぅ・・・・・・・・・ ルリ「・・・・・(じっとドアを見る)」 ルリ「・・・・・」 ルリ「・・・・・(オモイカネと交信)」 ルリ「・・・・・・・」 ルリ「・・・・・・・」 まぁ・・・誰かを待つなんてことなかったし、あんなバカな姉達ほって置いたら 何をするかわからないし。 あと少しくらいこのままで・・・ ルリ「・・・・・・・私も結構バカよね」
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夏休み、は余り関係ない。 今日も今日とて、少し不思議な光景が三女の目の前で繰り広げられていた。 向かい合った長女と次女が、互いの顔をぺたぺたと触ったり引っ張ったりしている。 「有希、違うわ。こうよ、こう」むにゅうっと長女が次女の頬を伸ばす。 「けど姉さん、何か違う」次女もぺたりと触り返す。 子猫がじゃれてるようだ、と言えなくもないが、この姉達は何をしているのだろう? 意を決して聞いてみた。返って来た答えは、電子の妖精の想像の範疇を大きく超えるものだった。 「え、笑顔の練習?」 こくり、とそろって首肯。ぺたりと対になって座り込こみ、 綺麗な左右対称でこちらを見て同時にうなずくのは止めて欲しい。昔のアイドルみたいだ。 長女曰く、有希は表情が乏しい。あんたが言うな。 女性の魅力は垣間見せる笑顔だと、特定の男子だけに見せる事で威力は3倍増になると。 そこで自分の経験を生かし、有希に笑顔の特訓をしているのだそうだ・・・。 さらに姉の講義は続く。喋る方も聞く方も真剣なので、見守る事にしよう。 「まずシチュエーションが大事。相手と二人っきり、助けてもらって抱き起こされてる場合なんかがベスト。 至近距離で、普段の無表情の下に隠された笑顔をぶつけるだけで、99.89%は撃沈可能」 ここまで聞いて有希の表情が僅かに曇る。 「その状況は既にあった。 しかし、『眼鏡が無い方が可愛い』と言われ、その動揺で適切な対処が出来なかった・・・」 「有希・・・!なんてこと・・・・」 「姉さん、どうしよう・・・?」 新手の姉妹コントだろうか。有希姉の脳内でも多少情報の齟齬が生じているようだ。 『可愛い』とまで言われてないじゃん・・・。 「仕方がないわ。有希、こうなったら最後の手段よ」 こくん、頷いた有希姉が高速呪文の詠唱に入る。なんだろう?何をする気だ、この姉。 「この世界を再構築して邪魔者を排除。有希、わたしは転校生で碇くんと恋に落ちるパターンでよろしく」 ちょっと!そんな事を気軽にやるな、と言う間もなく世界は新しくなった。 こうして「消失」が始まった。 あ~あ、わたしのクラスにアキトさんが教育実習に来るとかのパターンにして欲しかったのに・・・。
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マテラッツィ「なあ、やっぱ長門だよなあ」 ジダン「はあ?馬鹿じゃね、みくるに決まってるじゃん」 マテラッツィ「マジで!お前みくる派なの、マジ?あいつうぜえじゃん」 ジダン「長門選ぶような非人間と話すことねえよ」 マテラッツィ「だってみくるって非処女じゃん」 ____________\∧ ∴ .・,‘_ /〈 ________─────,.-─-、 7 , ./ \\ ― 、 ──────── ̄ ̄ __,ノ _,,_, , > "/ /\ \ _ \\:・=  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/´《,_ ,r ´ " ,ノ >∠_ ― -\ \, ― l | . \\\ へ )) Yし~ ” ゝ / (. - \ \ | | . //,)) / 〃/ /∨) _(⌒ヽ ∩ \ \_| | . | | | | ∠/ / / 〃/ __ | | ∩ 〉 ノ ’; / ヾ= / 〃/ __f 〉 | | | |/ / |∥| 人 7─  ̄,.- ´ \ \__|/ / ; .. /ミ,\____ 7ー‐ ´ \ / ∴ .. /// / \ !|i ̄〈 /., : ’・ / \ !|i. , ( ・:∵ ・: ・/// ジダン「処女だよ!」(頭突き)
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有希 「ルリ、聞いて」 ルリ 「そんなに改まった顔をしてどうしたんですか?」 有希 「ルリ、私は…… 私は、人間ではない N78星雲から来たナガトラセブンなの ……驚いた?」 ルリ 「東○MXで放送しているのを見たんですね」 有希 「ありがとう、ルリ 時間がない、私はN78星雲に帰還しなければならない…… 東の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙に向かって飛んで行く それが私 ……さようなら、ルリ」 ルリ 「(ノリノリですね)暗くなるまでには帰ってきて下さい」 有希 「レイ姉さんが危機的状況にさらされている、ジュワッ」 ルリ 「帰ってきたらナガトラ五つの誓いとか言うんだろうな……」
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買い物の続きです。 ルリ 「レイ姉、何ですかこれは?」 レイ 「ニンニクの炊き込み御飯、ニンニクのお味噌汁、ニンニクの浅漬け、ニンニクの唐揚げ、ニンニクの刺身、ニンニクのサラダ、ニンニクのスパゲティー、焼きニンニク、蒸しニンニク、ニンニクのお茶、デザートのニンニクアイス、ニンニク大福」 ルリ 「ニンニクばかりじゃないですか!」 レイ 「頑張った」 ルリ 「こんなにニンニクばかり食べられませんよ」 有希 「美味しそう」 ルリ 「えっ?」